【ネタバレなし】夢工場ラムレス。WEAVER河邉徹の処女作。
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WEAVERというバンドをご存知でしょうか。
アミューズ所属のスリーピースバンドなのです。ピアノ・ベース・ドラムで構成される一見シンプルですが、サウンドはめちゃめちゃイケてる3人組。
とにかく演奏力が高い!
ぜひチェックしてみてください。
というのは置いといて、
今回はWEAVERの紹介をしたくて、この記事を書いているというわけではなく、本当に紹介したいのは小説。
そのWEAVERのドラム担当、河邉徹さんが小説を発売したんですよ。
タイトルは『夢工場ラムレス』
見るからにファンタジーなタイトルと表紙。
5/23に発売されたこの小説。
早速、購入し読みました。
河邉さんが執筆したということ以外、前情報を入れず。
ページをめくってみると、どうやら短篇集のようです。
『未来の夢』、『過去の夢』、『理想の夢』などのタイトルが並びます。
人間なら一度でも見たことがあるであろう夢。寝てる間に見るあれです。
夢は現実に影響を及ぼす。
悩みを抱える人々の夢を修復して、現実の悩みを解決する物語。
その修復の役割を果たすのが、夢工場ラムレスなのです。
そのラムレスに訪れる人が各話の主人公として描かれています。
恋なのか友情なのかとにかく大切な人を守りたい男子大学生。今は亡き祖母が伝えようとしていたことが気になり残材な振る舞いをしてしまったことを悔いる女性。事業の失敗から復活するべく夢工場を利用しようとする強情なビジネスマンなど...。
現実世界と夢、そして夢工場という3つの世界で繰り広げられる物語が詰まっています。
ぼくは普段はほとんどファンタジー小説を読まないのですが、たまにはいいですね。
どうしても情景描写が多いので、読んでて疲れるなと多少は思いましたが、どの話も主人公の個性がものすごく立っていて、とてもデビュー作とは思えない河邉さんの引き出しの多さに驚かされました。
WEAVERをご存知の方はもちろん、ご存知ない方も是非、読んでみてはいかがでしょうか!?